基本的に志望時なんてないよ!がスタンスだった
皆さんは面接で志望動機を聞かれた時なんて答えますか?
面接官から「あなたの志望動機は?」と聞かれたら、ほとんど人が本音部分では「そんなものはない」と考えるのではないでしょうか。僕もそうでした。
何社もとりあえずで志望動機を作成し面接を受け転職活動を続けていましたが、もちろんまったく上手くいきませんでした。新卒で就職活動をしていた時もそうでした。結局自身の目標が見えなくなり1年もしない内に転職を決断することになりました。
ですが、何社も会社を受けていく内に志望動機に対しての考え方が変わっていきました。
志望動機とは何のために考えるのでしょうか。
この記事では記事を読んでくれている皆さんと一緒に「志望動機とは?」という疑問を紐解いていきたいと思います。
志望動機なんて特にない人が大半
転職活動を行う人のほとんどは「志望動機なんてないよ」と感じている方がほとんどだと思います。
実際にIMOUZTimes編集部のアンケート調査でも、「採用面接で嘘をついたことがある」という方が約50%の半分を占めていることが分かっています。
仕事をする上で自分が何をしたいのか、何をしていたら楽しいのかなんて分からない人が大半です。とりあえず、生活するためにお金が必要だから働くといった方がほとんどだと思います。
働くことに夢をもっていることが少ないのが現状です。
という事を面接を行う面接官側も承知の上で面接を行っているのです。面接官も会社員ですから、当然新卒での就職活動や転職活動を行っているわけですから。
では、なぜ面接で志望動機を聞かれるのか、その理由を解説していきますね。
企業がわざわざ志望動機を聞いてくる理由
会社側はなんで必ず志望動機を聞いてくるのでしょうか。
その理由は主に3つあると考えています。
- 会社とマッチした人材か確かめたいから
- 長期的に働いてくれるかを確認したいから
- 転職者の考え方や人柄を知りたいから
会社とマッチした人材か確かめたいから
まず一点目として、「会社とマッチした人材か確かめたいから」が挙げられます。
企業としては転職者側の目標が具体的で、やりたいことが会社とマッチしている人と仕事がしたいと考えています。そのため、志望動機によってそれを確認しようとしているのです。
よく「この会社じゃなければいけない理由」を志望動機の中に組み込んだ方が良いと言いますが、その理由がこれです。他の会社でも出来そうなことであれば、「他の会社でもいいよね?」と面接官から返されて撃沈してしまいます。
長期的に働いてくれるかを確認したいから
2点目としは、「長期的に働いてくれるかを確認したいから」です。
もし会社側と転職者側でしてほしいこと/やりたいことがマッチしなかった場合、せっかく入社してもらっても直ぐに辞めてしまう可能性が高くなります。
そのため、1つ前にご紹介しましたが転職者側がやりたいことが会社がしてほしいこととマッチしているのかを確認し、一緒に長期的に働いてくれそうかも確認しています。
転職者の考え方や人柄を知りたいから
最後に3点目として、「転職者の考え方や人柄を知りたいから」が挙げられます。
会社側としては、これから一緒に働くことになる人かもしれないので、その人の人柄やこれまでの経験を知りたくて志望動機を聞いています。
志望動機の考え方 ~4つの軸~
ここまで志望動機についてなぜ必要なのか、他の転職活動を行っている人はどう思っているのかをご紹介してきました。既にご紹介した通り本音では必要がないと考えていても就活や転職の面接では志望動機を必ず聞かれるため準備が必要となってきます。
では、志望動機はどのように考えて作成していけば良いのでしょうか。
皆さんは志望動機には考えるための軸があることを知っていましたか?
これから作成方法をご紹介していきますので、志望動機を作成する際の参考にしてみて下さい。
- 将来どんな仕事をしていたいのか
- その会社に入って何がしたいのか
- 今までの経験やスキルは何があるのか
- 前職を退職した もしくは 退職する理由は何か
以上の4つを軸に志望動機を考えてみましょう。特に重要なポイントは軸1の「将来どんな仕事をしていたいのか」と軸2の「その会社に入って何をしたいのか」です。
軸3と軸4に関しては、機械的に淡々と理由を書き出して整理するだけで問題ありません。軸1と軸2は、今後仕事を続けていく上での軸や核となる部分ですので、しっかりと深く考えて下さい。なので、この2点は時間をかけてでも考えるべきポイントだと思っています。
一例ととして、実際に僕が今の会社へ入社する前に考えていた志望動機例をご紹介しておきますので、これから志望動機を考える際の参考にしてみて下さい。
志望動機例
下記が僕が今の会社に入社する前、面接を行う前に考えていた志望動機例です。上記の4つの軸にあてはめながら内容を記載していきます。
軸1:将来どんな仕事をしていたいのか?
前職の経験を通じて、モノづくりに今後も携わっていきたいと感じ、さらに将来グローバルに働 ける設計のスペシャリストになりたいと感じた。
軸2:その会社に入って何がしたいのか
御社では開発にとても力をいれており、さらに今後の基準となりうる可能性のある製品の開発を行っており、開発に力を入れている。そして海外へのアプローチも積極的に行っており、御社であれば自分の目指したグローバル人材のスペシャリストになれると感じた。
軸3:今までの経験やスキルは何があるのか
自分は前職でも設計経験があり、自動車関連の部品設計を行っていました。設計から製作した製品の品質管理まで行た経験もあり、この経験が御社での設計業務や開発業務において必ず活かすことができると考えています。
軸4:前職を退職した もしくは 退職する理由は何か
前職を退職した理由はUターン転職のためです。自身の出身元で働きたいと考えて転職を決意しました。
志望動機を考える意味とは
ここまで志望動機についてご紹介をしてきました。
ここまででは志望動機とは就職活動や転職活動の面接で聞かれるから「本当はそんなものなくて考えなくてはならないもの」という形に映ると思います。
確かにそうかもしれません。必要だから考えることも間違いではないと思います。
ですが、志望動機を考えることで自分がその会社に入った後に何をしたいのか、将来どうなりたいのかこれからの目標が見えてきませんでしたか?
僕はそれが志望動機を考える必要がある理由だと考えています。
「ゴールのない道を走り続けることが出来る人はいない」とよく言いますが、その通りだと思います。自分が何を目標としてその会社に入るのか、スキルや経験を積むことなのか目標を少しでも明確にすることこそが志望動機を考える意味であると思います。
ちょっとめんどくさい作業ではありますが、きちんと自分と向き合いしっかりと志望動機について考えてみて下さい。
この記事が今 そして これから転職活動を行う方の役に立てば幸いです。
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