転職活動が上手くいき内定をもらえたが、「条件面に納得ができない」「他に行きたい企業からも内定をもらうことができた」などの理由で内定を辞退したいと考える状況になるケースがあります。
そのような時に参考となるよう本記事では内定辞退を行う際の注意点や連絡時の例文などを紹介していきますので、参考にしてみて下さい。
内定を辞退する時の注意点
転職エージェントへ内定辞退を行う際に注意したいことが3点あります。
- メールだけではなく、電話でも伝える
- 内定辞退の理由は正直に伝える
- 企業へ直接連絡してはいけない
内定辞退の連絡はスピーディーに
転職エージェントへの内定辞退の連絡はスピードが最も大切です。
転職エージェントと企業は求職者の内定辞退連絡を受けて以下の対応を行う必要があるからです。
転職エージェント
- 企業への内定辞退の連絡
- 求職者への新たな求人の紹介準備
企業
- 入社準備の中断
- 人材採用のための再募集の準備
求職者の内定辞退を受け様々な人が次に向けて準備を行います。その準備が最低限の労力で済むよう内定辞退を行うのであれば出来る限り早く連絡を行うことが望ましいです。
そのため、メールだけではなく電話での連絡フォローも行うことをオススメします。
内定辞退の理由は正直に伝える
内定辞退の理由は正直に伝えましょう。
その理由は1つです。
「より自分の希望に近い求人を紹介してもらえるようになる」からです。
また、伝える際に「条件に合わなかった」などの大枠ではなく、「雇用形態」や「給与」、「業務内容」など何が自分の希望と合わなかったのか細かく伝えるようにして下さい。
企業へ直接連絡してはいけない
転職エージェントを通さずに直接企業へ連絡をしてはいけません。
転職エージェントを利用して転職活動を行っている場合、基本的に企業とのやりとりは転職エージェントを通して行う必要があります。
そのため、直接企業へ連絡をしてしまうとルール違反となってしまうので、直接企業へ連絡をすることはせず、転職エージェントに内定辞退の意思を伝えるようにして下さい。
内定辞退をする前に理解しておきたいこと
内定辞退をする前に以下のことを理解しておいてください。
- 転職エージェントは求職者が企業に採用されることで報酬を得ていること
- 内定を保留するという選択肢もあること
転職エージェントの運営形態
既にご存じの方も多いと思いますが、改めて紹介しますと転職エージェントは求職者を人材募集を行っている企業へ紹介し採用されることで、企業側から報酬を得て会社を運営しています。
そのため、求職者側から内定辞退をされてしまうと報酬がもらえませんので考え直すよう誘導してくるケースもありますので、注意して下さい。
例えば下記のような感じです。
内定をもらった企業は誰が見てもオススメと推してくる
- 本来ならば内定をもらうことは不可能なほど人気のある企業だが、なんとか内定をもらうことができたので辞退してしまうのはもったいない。
- 多くの求職者が応募しており早く内定受諾の連絡をしないと取り消しされてしまう。
これから先他の企業を受けても内定をとることが難しいと言ってくる
- 今回の内容を辞退すれば、次に内定をとれる保証はでないため辞退しない方がいい。
転職エージェントも企業から報酬を得て運営している会社ですので、上記のような行動をとることも理解できます。
入社後のミスマッチを防ぐためにも、内定の受けるかどうかの決断は必ず自分で判断して下さい。
内定を保留することが可能である
内定を辞退するだけはなく、判断を保留にする選択肢もあります。
複数の企業へ応募していると第一志望よりも先に第二志望、第三志望の企業から内定の連絡をもらうケースが多々あります。そんな時に内定を辞退してしまうのではなく、内定を保留することが可能であることを覚えておいて下さい。
内定を保留する場合も、転職エージェントへ連絡し理由もしっかり伝えるようにして下さい。
保留してもらえる期間は企業によって様々ですが、転職エージェントにあらかじめ受ける企業の志望度合いを伝えておくことで柔軟に対応してもらえます。
まとめ
転職活動を続けていれば、必ずと言っていいほど内定を辞退を考えるタイミングが訪れます。
転職エージェントへ正しく内定辞退の意思を伝えるためにも、本記事の内容を参考にしてみて下さい。
内定辞退を受け取る側の転職エージェント選びも重要です。
オススメの転職エージェントを紹介した記事もありますので、参考にして下さい。
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